早稲田大学法学部入試

まず先に、早稲田大学の入試からです。東大文一との併願ですので法学部ですね。
ちなみに、早稲田受験のための対策は、前日の過去問演習だけです。東大入試の対策をしっかりやっておけば、早稲田にも対応できるのではないかと思っていましたので、そういう次第となりました。特に私の場合、世界史は得意でしたので、早稲田の細かい知識を問う問題にも対応できるだろうと考えていました。
さて、入試本番ですが、それほど緊張せずに済みました。やはり、2校くらい併願するというのは、気持ちを落ち着ける上でも役に立つようです。ただ、あまりたくさん併願しますと、エネルギーが分散しすぎてしまいます。2校くらいがちょうどよいのではないかというのが、個人的な答えです。
さて、早稲田の入試問題ですが、英語はそんなに印象に残っていません。国語は、問題内容が面白かったのか、ニヤニヤしながら問題を解いたのを覚えています。ずいぶん余裕ですね・・・。
問題は得意であるはずの世界史ですが・・・・・・出題内容に関する読みは当たっていました。予想した範囲が出題されたということです。当時は世界的に重大な事件が続いていましたので、誰でも予想できたことだとは思いますけど・・・・・・。しかしなんということか、私はその範囲に関しては細かくやっていませんでした。ですので試験会場でガッカリといった感じですが、まあとりあえず世界史は得意ですのでそれなりに解答しました。
結局こんな感じで早稲田大学法学部の入試は終わったのですが、結果は合格でした。第二志望ということで心に余裕があったことが勝因かもしれません。

いざ、入試本番

入試本番がどんな感じだったか、イメージできると何かの役に立ちそうですのでこれも記しておきましょう。
まず私は地方在住でしたので、東京に出るというだけでも緊張するんですね。しかも東京なんて、修学旅行でちょっと来ただけですので、一人で出てくるなんて非常に不安なんです。まあしかし、それは仕方ないですね。
新幹線に乗って6時間くらいかかったでしょうか、東京駅にたどり着きました。新幹線はありがたいですね。夜行列車とかだと大変ですよ。それはさておき、そこから駅内の表示を見つつ中央線を探し、新宿へ移動です。
新宿駅自体非常に広くて田舎者の私には信じられませんでしたが、ここは慎重にならねばなりません。どこを歩けばいいのか、確認しつつ西口に出て、地図を見ながら予約したホテルに向かいました。このホテルからまずは、併願している早稲田大学の受験に向かうということです。
その日はそれで休み、翌日には下見に出かけました。まずは早稲田大学ですが、新宿駅から山手線に乗って高田馬場駅へ、そこからは徒歩で移動しました。地図を見ながらの移動でしたが、迷うこともなくたどり着けました。入試が行われる予定の建物を確認して帰ります。
その日は東大の下見には行かず、翌日の早稲田入試のための準備です。
準備といっても過去問を1年分、予行演習として解くだけです。ちなみにこの過去問1年分というのはこのときのために手をつけずにとっておいたものです。初見で解いてみなければ予行演習にはなりませんからね。

参考書・問題集の選び方

これは、合格者の体験記を読んで、多くの人が評価しているものを選べば間違いないと思います。ただ、実際手にとってみて確認はしたほうがいいですね。それで、これはどうも自分には合わないんじゃないかな・・・なんて思えたらその直感に従いましょう。
一般的にいって、内容をぱっと見て、なんだかごちゃごちゃしているなという感じのものは選ばないほうがいいでしょう。もちろん、そういうものにも良いものはあるのですけどね。また、「ちょっとこれ厚すぎるんじゃない?」と思えるものも避けたほうがいいでしょう。どれくらいを「厚い」と感じるかは人それぞれですが、そう感じる場合は途中で挫折してしまうことが多いです。中には、厚いほうがやる気が出る、という人がいることも事実ですが。
結局のところ、参考書・問題集選びにそれほど頭を悩ます必要はないでしょう。私が受験勉強していたころに比べて、はるかに多くの良書が出回っていますので、書店に並んでいるものならだいたいどれでも、しっかり繰り返せば成績は上がることでしょう。

数学の勉強法概観

数学といいますとひらめきが必要なんじゃないかと思われるかもしれません。それはある意味正しいわけですけど、決して天才的ひらめきという意味ではありません。そんなのが必要なのは学者さんレベルでの話でしょう。受験数学には関係のないことです。
受験数学で必要とされるひらめきというのは、目の前にある問題を見て、ああこの問題はあの解法を使えば解けそうだな、と思い出すことです。つまり、いかに知っている解法と試験問題とを結びつけることができるか、それだけのことです。
ですのでやるべきことは、試験頻出の解法パターンをしっかりと身につけることですね。しっかりと身につけるというのは、いつでもスムーズに引き出せるようにしておくということです。
あと数学の場合、ひらめきとは別の地味な力が必要とされます。計算力ですね。試験には単なる計算問題が出題されることもありますし、問題を解く上で計算というのは必要不可欠なものでしょう。このへんは国語における漢字と似ていますね。
また、数学の勉強をしていく上でも、計算が得意なのとそうでないのとでは進度に大きな差ができてしまいます。ですので数学の勉強を始める場合、まずは計算練習から、というのがセオリーとなるでしょう。計算練習を徹底的にやって、そのあと解法パターンの習得に入ります。
解法パターンを身につけることができたらあとは問題演習をしていけば数学は大丈夫ですね。

現代文の勉強法

現代文に関しては、勉強して成績が上がるものなのか?と思っている人もいることでしょう。高校時代の私がそうでしたので。でもこれは、勉強すれば成績は上がる、と言ってよいでしょう。
現代文の成績が悪いという場合、主な原因は3つ考えられます。
一つ目は語彙力不足。つまり知っている言葉が少ないということですね。日本人なんだから日本語くらい知ってるよ!なんて油断していると足元をすくわれます。
二つ目として、試験問題を解く作法を知らない、ということが挙げられます。現代文は日常の読書とは違って、自分流に解釈してはいけないわけです。現代文なんて、もともといろんな解釈が可能なものなのですけど、試験においては、出題者が正解とすることが唯一正しい解釈ということになります。
ということは設問は、ちゃんと答えが出るように作ってあるはずで、その答えの根拠は問題文中にあるはずなんです。逆に、問題文に書いていないことを根拠に答えを出してはいけないんです。自分の考えで答えを選んではいけないんです。もちろん「自分の考えを書きなさい」という問題なら話は別ですけど。
三つ目として、文章を読むのが遅いということが考えられますね。ただこれは、音読訓練をしたりたくさんの文章に触れることで改善されていきます。
ということですので、現代文は以上のことを意識すれば成績が上がるということになります。一つ目に関しては単純ですね。漢字その他の重要語を覚えればいいだけです。誰でもできます。二つ目に関しても、最近は現代文読解テックニックに関するよい参考書がたくさん出ています。三つ目に関しては、一つ目二つ目の絵bん京をしていく過程で自然に多くの文章に触れることになるでしょうから改善されていきますし、さらに問題演習を重ねていけば合格レベルに達することでしょう。
以上に加えて、特に中学生の場合、文法問題などは知識問題ですし、常識で考えても解けるものが多いですから恐れることはありません。

数学

文系とはいえ東大ですので数学はどうしても必要です。ということでやらないわけにはいきませんね。
勉強としては、高一の間は学校の授業に集中していました。2年生になってから本格的に数学の勉強を始めようと思いまして、それで和田秀樹さんの「受験は要領」に影響を受けて手をつけてみたのが「赤チャート」(今はないのかな?)。しかしこれが私には難しすぎて挫折。
ということでまずは教科書だよね、という基本に立ち返り、教科書の理解に努めました。それから手を出したのが代々木ゼミナールの「山本の代数幾何・基礎解析中級問題集」。これも現在はないのですね。
でも非常によい問題集でした。問題は厳選されています。100題程度だった気がします。もちろん、すべての問題の解法が即座に思い浮かぶようになるまで繰り返しました。少ない問題数なのにすごい効果があったんですよね。
それから同じ山本さんの書いた「山本の1次変換の基本」。これがまたすばらしい本で、これ1冊で一次変換と行列が得意になりました。が・・・・・・これも現在売られていませんね。それどころか、一次変換って現在は理系数学なんですね。
さて、上記山本さんの問題集を何度もやった結果どうなったか?
模擬試験で数学の点は取れるようになりました。あるときなどは、河合塾の全統模試で数学の偏差値が90を超えました。偏差値って90超えることもあるんですよ! 我ながらびっくりしました。
ただ、苦手分野を残していたせいで、センター試験において痛い目を見ました。私の苦手分野とは対数だったのですが・・・そのせいでセンター試験では大きなミスをしてしまい、センターの数学1は満点だったのに数学2は67点しか取れませんでした。
東大入試本番の数学でも点が取れませんでしたが、これは苦手のせいでなく、その年の問題がたまたま非常に難しかったからです。大問4題のうち、1問完答できただけで合格点という感じでした。私はなんと完答ゼロ! 部分点だけで合格したというわけです・・・・・・。

古文・漢文

私が実際行った古文の勉強を振り返ってみたいと思います。
前にも書きましたけど、まずは古文に慣れることと、助詞助動詞の使い方に慣れることを目指して、駿台文庫の「古文読解教則本」を何度も何度も繰り返しました。例文を読んで、すぐに現代語訳ができるようになるまで。それがすべての例文でできるようになるまでですね。
それから次にやったのが古文単語です。代々木ゼミナールの本ですが「土屋の古文単語222」というものですね。これも繰り返しやって、すべての単語の意味を即座に言えるようにしました。これ、修学旅行にももっていってやっていましたのでクラスメートから変な目で見られましたね。「気分ぶち壊しじゃーん」って感じでしょうか。
それから次に、また駿台文庫に戻って・・・「古文入門」というタイトルだったかな?というのを繰り返しやりました。文法的なことはこれでしっかりと学習しました。
と、自分としてはこれで古文は大丈夫だと思ったのですけど・・・思ったほど点は取れないんですね。いや、確かに成績は上がりましたけど、もっと取れていいんじゃないかと思ったわけです。自己分析をしてみますと、試験に出ている文章中にどうもまだ知らない単語があるようだ・・・・・。
そこで、以前使った古文単語集より、収録単語が多いものをやってみようということになりました。700語を超えているものだったかな? 調べてみますと現在は売られていないようですが・・・・・・これを繰り返して古文単語を増強したところ、満足のいく点を取れるようになりました。古文は満点、ということが多くなったと思います。
次に漢文。
漢文はそれほど勉強していないんですよね。まずは「漢文講義の実況中継」を何度も読みましたが、1回一通り読んだ後は、寝る前に布団の中で読んでいました。それで自然に眠りに落ちると。
この本の内容がだいたい身についたな、というところで、「出る順」の漢文の参考書をやりました。もちろんこれも完璧になるまで何度も繰り返します。
漢文はこれだけやって、あとは学校の定期テストや模擬試験、それからセンター直前や二次直前の過去問演習で問題に触れたというくらいですね。それほど時間はかけていませんが、点をとることはできました。おそらく、東大入試本番でも満点近く取れていたのではないかと思います。

現代文

ここでは私がした現代文の勉強について書いておこうと思います。
漢字や語彙には自信がありましたので、それを特に勉強するということはありませんでした。そのかわり、現代文の問題の解き方の実際を勉強したいと思いました。そこで選んだのが代々木ゼミナールの参考書で「田村の現代文講義」というものでした。その第1巻だけやりました。これを何度かやることで、現代文の問題の解き方にも手順があるんだということが納得できました。
それまでも、おそらく自分の中では似たような考え方で問題を解いていたのだと思いますけど、これをやることで方法論が明確になったということですね。
この参考書に書いてある、問題文にいろいろなしるしを入れていく方法ですけど、これ、当時の私にとっては斬新な方法に見えました。今でこそ、そういう参考書は多いかもしれませんけど、当時は他になかったんじゃないでしょうか。
ちなみにこのシリーズ、今でも評価が高いんですね。20年以上たつのにまだ売れ続けているというのは驚きです。
さて・・・・・・現代文の勉強ですが、これ以外には特にやっていません。他の勉強をしていましても、現代文には触れることになりますので、それで自然に力が上がるのではないかと考えていたからです。たとえば、日本史、世界史の教科書は現代文だらけです。数学の問題文も解説も現代文。英語の和訳も解説も現代文。勉強していればいやでも現代文をたくさん読むことになりますのでそれでいいかなと考えていました。
あ、ひとつ気になって手を出してみたものがあります。Z会の添削ですね。その中でももっとも難度が高いコース。LAと言っていたかな?
これ、私には難しすぎてすぐに挫折しました。それでも東大合格には十分な現代文能力はありましたので、ここまで難しいものは必要なかったのでしょう。これは20年以上前の話ですので、現在の難度がどの程度なのかはわかりません。
余談ですが、私は通信添削ってダメなんですよね。高一のころ進研ゼミにも挫折していますし。これは難しかったからではないのですけど・・・・・・たぶん、問題を解いて、郵送して、添削が帰ってくるまでのタイムラグが、私としてはどうにも無駄に思えて仕方なかったのですね。

繰り返しの実際

何度も何度も繰り返すということを前のページで欠きましたが・・・
完璧になるまで繰り返す
そんなに繰り返す時間がない・・・と思った人もいるかもしれません。でもやってみればわかりますが、繰り返せば繰り返しただけはやくなりますので心配は要りません。
1冊の問題集をやるのに、最初は3日かかったとしましょう。でも2回目はそれが2日で終わるようになり、3回目は1日で終わるようになります。4回目は5時間くらいで、5回目は2時間くらいで、それ以降は1時間以内に見直しができるように・・・・・という感じになります。
何回も繰り返していますと、わかりきっている問題というのも出てきますので、その部分はあっという間に確認することができるんですね。それで、わかりにくい部分だけしっかりみていくことになりますが、しっかり見る時間も回数を重ねるごとに短縮されていきますので、問題集をこなすスピードがどんどんはやくなっていきます。
しかも、長い時間をかけて苦しみつつやった1回目より、楽々こなした5回目のほうが、成績をあげる効果が大きいわけですので、繰り返しというのはやらなければ損、というレベルではなく受験勉強には必須といえるでしょう。最大のコツといってもいいかもしれません。

完璧になるまで繰り返す

何事も、完璧主義というのは失敗の元です。人間に完璧などというのはありえないから。
しかし、こと問題集ということになりますと話は別です。
パレート効率という言葉がありますね。80:20の法則ともいわれるものです。数的には全体の2割のものが、効用で見た場合8割を占める、というものです。
たとえば、世界全体の経済を見てもそうなっています。人口において2割程度の先進国が、世界のGDPの8割を占めています。
受験勉強にも同じことが言えまして、ある人が高校で習う学習内容は非常に幅広いもので量的にも多いと思うのですけど、その中の2割の知識が、試験問題の8割を占める、というわけですね。そしてここで冒頭の話に戻りますと、この2割をまとめたのが問題集ということになります。
まあ実際は2割ちょうどということはなく、厚いものもあれば薄いものもありますのでいくらか幅があるでしょうけど、出題頻度の高いものがまとめられていることは間違いないわけです。ですので、問題集をやる場合はこれを完璧にすることを目指すのがいいんです。
では、完璧にする、というのはどういうことでしょうか?
これは単純です。その問題と回答の意味を理解した上で、すべての問題に即答できる状態になるまで繰り返すということになります。何回やればいいかは人によって違うとは思いますが・・・・・・
こんな話があります。
「先生! この問題集何回やっても覚えられないんだけど・・・」
「何回やったんですか?」
「3回もやったのに! やっぱり記憶力ないのかな?」
ちがいます。3回程度で問題集の内容を完璧に暗記できたら記憶力が異常です。3回では少ない! 量が多目の問題集ですと、7回8回は当然やらなければならないでしょう。ものによっては10回以上繰り返さなければならないでしょう。
あいつは記憶力よくていいよな、自分なんか・・・なんて思っている場合じゃありません。記憶力がいいように見える人は、実はこの単純作業をしているだけなんです。記憶力が悪いと思っている人は、実は繰り返しが足りないだけ、というケースが圧倒的に多いんです。