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なぜ郵政民営化するの?

小泉純一郎さんは熱心に郵政民営化を推し進めて、
この実現を見て内閣総理大臣を辞めました。

なんとしてもこれだけはやり遂げなきゃやめられない、
という気迫を感じますね。

なぜ小泉さんは郵政民営化にこだわったのでしょう?
ひとつには、民営化すれば普通の会社と同様に競争にさらされますので
経営の効率化に役立つから、という理由がありますね。
でももっと大きな「お金の無駄遣い」をなくすためという目的が
あったようなのです。

もっと大きな「お金の無駄遣い」とは?

かつて政府は、国民の役に立つ仕事、
例えば道路を作ったり、住宅を作ったりという仕事をしてもらうために
特別な団体を国のお金で作っていました。
普通の会社と役所の中間みたいな団体。
これを「特殊法人」といいます。
今はありませんが「日本道路公団」は有名ですね。高速道路を作っていました。

特殊法人は国民のための事業を進めていくわけですから、
経営のための資金は国から渡されていたんです。
そして長い間、役立つ仕事をしてきました。
しかし長い間、国からお金を貰い続けていたらどうなるでしょう?
次第に無駄遣いが増えてきたんですね、特殊法人の。
だって、たとえ仕事上の損失が出ても、国からお金がもらえるんだから。

もらえるといっても、実際には返さなきゃいけないことになっていますが
無駄遣いが増えすぎて返せなくなってしまいました。

では国はいったい、特殊法人に渡すお金をどこから手に入れていたのか?
ここに郵便局が出てきます。
郵便局が郵便貯金や簡易保険として集めたお金を、
国は特殊法人に貸し出していたんですね。返してもらえるかどうかわからないのに。

これは大いなる無駄だ。国民が必死に稼いだお金が無駄にされている。
そう小泉純一郎さんは考えたのでしょう。

それで小泉さんは特殊法人を減らしていきました。
さらに、こういうお金の流れ自体をなくしてしまうために、
郵政事業を民営化する必要がある、と考えたんですね。
郵政事業が民営化され、普通の会社になってしまえば、
返してもらえるかどうかわからないお金を貸すなんてことは
ありえなくなりますので。

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