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闇の左手

アーシュラ・K・ル・グウィンの「闇の左手」(早川文庫)、読みました。
ル・グウィンといえば「ゲド戦記」が有名ですけど、
「闇の左手」も評価が高いようですね。

エクーメンと呼ばれる多くの惑星からなる人類連合からの
使者が主人公です。
使者は両性具有の人類の住む星「ゲセン」のある国に赴くのですが、
どうもこの国は日本をモデルにしたような気がして・・・・

ル・グウィンさんは東洋の宗教や学問にも詳しいそうですから
日本のことも研究しているんじゃないかと・・・

使者ゲンリー・アイの使命はゲセンの人類連合加盟なのですが、
これはどうも・・・鎖国中の日本を現代の世界に持ってきて
国際連合に加盟させようとしたらどうなるか?から発想されたように思えます。
・・・・・・って、勝手に思っているだけですけど。

使者が最初に赴いた国の人は「シフグレソル」を重んじます。
シフグレソルとはその星の言葉なのですが
どうやら「名誉」とか「体面」とか「恥」とかに関係ある言葉のようです。
主人公にはこのシフグレソルの意味が良く理解できないようなのですが、
これは欧米人が日本人と初めて接したときの印象に似ているんじゃないでしょうか。

それに、その国の政治家は、やたらと遠回しな言葉を使います。
単刀直入に言い切ったりしません。
この辺も日本の政治家に似ているような・・・・・

って、勝手に思っているだけなんですけど。