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善行とは

「良きことをなす者は、ここに喜び、かしこに喜び、二つながらに喜ぶ。おのれの清らなる振る舞いを見て、彼は楽しみ彼は喜ぶ」(法句経)
仏教ですから、善を行いましょうというわけですが、この釈尊の言葉を見ますと、なんかいいことをして自分だけで悦に入っているようにも見えます。しかしここでは自己満足であると言っているのではなく、善を行うことはそれ自体楽しいことであると言っているのです。例えば困っている人を助けるのでも、「ああ、私はよいことをしているんだ、私はいい人だ」という自己満足に浸っているのではなく、単に人助けが楽しいから助ける、善行とか人助けとかまったく念頭にはなく楽しいからやる、そんな感じなんじゃないでしょうか?

しかし「ここに喜び」という部分はそれで説明がつくとして「かしこに喜び」というのはどうなんでしょう。まあ単純に、ああ楽しかったなぁと後になって思い出しているとしてもいいのですが、その「後」というのを「ずっと後」と考えてみてはどうでしょう?現代スピリチュアル思想によれば、人は死んだ直後に自分の人生をすべて振り返り、なした善悪に応じていろんな思いを味わうといます。「かしこに喜び」という部分の「かしこ」は、この時点のことだと考えた方が楽しいですね。

Posted by 善行とは : 03:03 | Page Top ▲