January 12, 2007
こころ執せざる人々こそ
「こころ執せざる人々こそ、ついに恨みの安らいを見ん」(法句経)
はい、また釈尊の言葉です。人間生きていれば、人を憎むことも、恨むこともあるでしょう。でもいつまでも恨んでいたって苦しいのは自分だけなんですよね。よしそれなら恨みを晴らしてやれということで、相手に復讐したとしましょう。相手はさらに復讐してくるでしょうね。それに対してまた自分が・・・という感じで、恨みあう2人が協力して悪しきカルマを増幅させる結果になります。
では相手から復讐されないように・・・殺してしまおうと考えるかもしれません。恨みが極限まで高まればそう考える人も珍しくないでしょう。しかしその場合は自分だけが「殺人」という極めて大きな悪を背負い込むことに成ります。また、恨んでいた相手の親族があなたに復讐してくるかもしれません。当初の2人以外の人々にも悪しきカルマをふりまいてしまう結果になります。そんなことになるくらいなら・・・
「こころ執せざる人々こそ、ついに恨みの安らいを見ん」
恨みに限らず、あらゆるものに対して仏教は執着しないことを教えます。この世にはこだわるべきものはなにもないと。心が一箇所に凝り固まるのはこころの病気だと、沢庵禅師も言っています。あ、宮本武蔵や柳生宗距に影響を与えた沢庵和尚ですよ。
Posted by こころ執せざる人々こそ : 02:41 | Page Top ▲

