January 12, 2007
仏教とスピリチュアル思想
仏教は輪廻転生の繰り返しから解脱することを目指しますが、現代人にとってこの目標は理解しがたいものなのかもしれません。だって「あなたは存在を超えましたので2度と生まれません」なんて言われても、たいていの人は喜ばないでしょうから。ということでそれをもっと口当たりをよくした思想が現代スピリチュアル思想なのかもしれません。
スピリチュアル思想の目指すところは何かといいますと、魂の修行を積むことによって神に近づき、最終的には神と一体化することです。そのために重視されることが「愛」の心を育てることですね。愛を学ぶためにこの世に生まれてきたという言い方もされます。仏教的に言えばこれは慈悲の心の完成者たる梵天を目指していることになりそうです。古代インド思想で言えば梵天は最終目的地ですが、仏教では通過点です。ただ、いきなり最終目標を示しても理解できませんから、途中の目標を立てることも意味があるわけです。法華経の化城喩品にもそんな話が出ていますしね。ということで今になってスピリチュアル思想が活気付いてきたのはあの世の存在たちの、既存宗教に替わる作戦なのかもしれませんね。江原啓之さんのような人はそのために選ばれたのでしょう。
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