January 12, 2007
餓鬼道
釈尊が瞑想によって認識した世界のうちに、餓鬼道というものもあります。地獄に行くほどの心の状態ではないにしろ、なにか負の思念に取り付かれたまま、例えば人を呪ったり激しく悲しんだりしながら死んだ人間は餓鬼道に堕ちるといいます。餓鬼というのは餓えた鬼と書くくらいですから、何をどうしても自分の欲望を満たすことができない、餓え続けなければならない世界です。
ただ餓鬼道というのは我々のこの世界と重なっているそうですから、見える人には見えるようです。江原啓之さんが「未浄化霊」と呼んでいるのはこの餓鬼道に堕ちた霊のことなのかもしれません。ということは地獄と違って餓鬼道からはなにかきっかけさえあれば抜け出すこともできるということなんですね。「未浄化」なのだから「浄化」の可能性が多分にあるわけです。仏教では「回向」といって、この世の人間が仏道修行によって得た徳を他のものと分かち合うことをしますが、これが「浄化」に役立つのかもしれません。
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